車の照明には、大きく分けて2種類あります。
一つ目は、前方を照らしたり、後方を照らしたりするする照明。(ヘッドライトなど)
二つ目は、周囲の車に合図を送る照明。(指示器など)です。
まず、ヘッドライトについてお話ししましょう。ヘッドライトには遠目と近目(ハイビームとロービーム)があります。日本では車検の時に、光の高さや方向などの光軸テストが点検項目があります。
<ヘッドライトの常識>
●対向車があるにもかかわらずハイビームにしない。(対向車が見えたら、近目にしてから通り過ごす)
●前方に車があるにもかかわらずハイビームで照らさない。(前方の車のルームミラーにライトが照らされ、前方の車の視界を妨げることになります)
●フォグランプ==霧の時にしようする黄色のライト
(対向車の運転手に対して自分の位置を教えるためのライト)
霧が出ていないのにフォグランプを使わない。
次に指示器についてお話しします。
●ハザードランプ(非常点滅)は緊急事態に「私はここで止まらなければいけない」という合図。
悪い例)2車線の道路で、割り込んできた車がハザードランプをつけた。「ありがとう」の為の合図かと思っていたら突然停車。ハザードランプの使い方、場所等は十分注意しなければ事故を招く。
●ヘッドライトのパッシングでの合図をされたときは、相手運転手の表情、状況を良く見極め判断するように。
パッシングをされたから、あわてて急発進して、大事故を起こす可能性もある。
その他、当たり前のことですが、車の電気は消耗しません。夕方になって、周囲の車が1台でもスモールランプをつけていれば、ヘッドライトはつけた方がいいでしょう。(自分の位置表示)
また、信号で止まったときに、ヘッドライトは消す必要はありません。これも、自分の位置表示です。
バイクは、日中もヘッドライトをつけたままです。これは、車にバイクの位置を早く確認してもらい、事故防止につなげようということです。
最後に、人間が最初にのる乗り物はおそらく「自転車」でしょう。お子さんが自転車に乗る時は、夕方には必ずライトをつけて乗るよう、指導しましょう。自転車の無灯火から事故になる可能性は非常に多くあります。
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